荒野
大人になる直前の少女の恋はあまりにも不安定である。危うい。主人公荒野はそんな中、荒野を進むように自らを律し、大人(通俗的な意味ではなく)を目指す。読み通してみて意外と一途でそして挫折していない。まあ不必要にもめることもないのだけれど。
少女小説というよりはむしろ少女マンガ的。ただなぜそう感じたのかは自分でもよくわからない。
個人的にはマイノリティの恋を選んでしまった江里華にこそその恋を成就してもらいたかったのだけれど、ね。
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荒野
著者:桜庭 一樹 |
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