君のための物語
悪くはない。しかし甘い。誰もが仲直り的な甘さである。まあ物語をものがたりっぽくするために登場人物たちに過酷な環境を与えるのもどうかとは思うが、安直にお友達化する設定もいかがかと思うわけだ(というほどご都合主義というわけもないのだが)。
ワープロの使いはじめで普段だったら絶対使わないような言葉を多用する的なヘンに硬い文体がひっかかったりするが、世界観、というか、舞台設定は平凡ながら的確。全体的にはまあまあ楽しんだといったところである。
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君のための物語 (電撃文庫 み 13-1)
著者:水鏡 希人 |
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