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2008年2月 4日 (月)

そのケータイはXXで

先に映画を観たのだけれど、その映画が実に怪作にして傑作だったので、読んでみることにした。びっくり。映画はかなり破天荒で「原作にかなり手を入れたんだろうなぁ」と思っていたら、これが逆で、原作のほうがもっと破格な壊れっぷり。映画のほうが、もっと現実的だったとは。それは、原作があってそれを90分にまとめるに際して、エピソードを整理しブラッシュアップする必要があってのことではあるのだけれど。でも、あのトンデモナイ(褒め言葉)映画よりもっとムチャクチャなんだもん。本当にびっくりした。

正直、そんなに上手い作品ではない。なんでここをそんなに書き込むかなぁ、とか、もっと詳しく書かないとわからんだろう、とか、表現の濃淡にむらがある。それは、作品全体をつつむムードもそうで、ホラーなんだか、アクションなんだか、コメディなんだか、あっちにコロコロこっちにコロコロと、落ち着かない。それは若書きということもあるのかもしれないのだけれど。
でも、それをまずよしとして読んでみれば(まあ映画がそうだったので覚悟はできていたからかもしれないが)、なんでもありの面白さ第一主義的なエンタテイメントとしては、そんなに的外れではないのだった。若書き的なところにさえ目を瞑れば、アリだと思う。実際けっこう楽しんじゃったしねぇ。

解説でも言及されていたけれど、本当にジョジョっぽいのだ。特に愛子サイド。対決において、相手の手の読み合戦なんて、(雰囲気的には)まさにそのまま。作者の好きなものを全部入れてみましたという姿勢は、潔くていい。

荒っぽいところもあるけれど、1作目だしね。次作も期待して読むことにします。

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