マリア様がみてる キラキラまわる
今回は瞳子の活躍の場が全然なくって、ドリラーの自分としてはかなり物足りない気分。ラストの祐巳×ドリルのツン会話がちょっとあるくらいだものなぁ。まあ、長々と続いてきたこのシリーズもそろそろ終着点が近く、祥子×祐巳の関係性にあらためてシフトしていくためのエピソードでもあり、そこらへんはしかたのないことかもしれない。ただ、個人的には祐巳の成長=ドリルとの新たな絆=そして人は続いていく。という感じの、おわりだけれどもおわりではない永遠性を、より希望しているので、もう少しドリルや、同級のつぼみとのエピソードを描いてほしいかなぁ、とないものねだりをさせていただきたい。
ところで、あれだけ思わせぶりだった祥子さまの謎の行動も判ってしまえばなんてことはない。この作者ってそういう肩透かし的な伏線が多いということは知ってはいたけれど、それにしても、もう少しはドラマチックなものを期待していたんだけどなぁ。ま、いいんですけれど。
マリア様がみてるキラキラまわる (コバルト文庫 こ 7-56) 著者:今野 緒雪 |
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