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2007年12月 5日 (水)

黒博物館スプリンガルド

藤田節顕在! 藤田節ワンパターン! まあ誉めているわけですが。物語の冒頭に登場する者は主人公ではなく狂言回し的存在で、かつ、主人公のバディであること。厭世的な主人公が実は非常に真っ当な人間で、為すべきことのために命をも捨てようとする事。悪は絶対的な悪であること。まさに藤田ならではの物語ですなぁ。

バネ人間の造形がいいですよね、まがまがしくて。

レトロでデカダンな十九世紀倫敦という舞台は藤田作品には合っているように思う。

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