オイレンシュピーゲル(3)
なんか文体にも慣れてきたのか、比較的読みやすいといえば読みやすくなった気がする。慣れてきたのは読者(つまり自分)だけではなく、作者もだと思うんだけれど、そういうわけで需要供給ともにコンセンサスができつつあるということである。ここまで、3冊分(スプライト込なら5冊)。ずいぶんとかかったなぁ。
話的には、いつものエスピオナージ近未来アクション。思わせぶりな策謀陰謀入り乱れてという雰囲気だが、大きな物語というよりは、組織の「犬」のサイバーSFアクションがやはりメインなのだと思う。今回、その傾向をより強く感じた。
オイレンシュピーゲル 3 (3) (角川スニーカー文庫 200-3) 著者:冲方 丁 |
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