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2007年11月 8日 (木)

ラルΩグラド(4)

最後までパッとしなかったのは、やはりあまりにも類型的な物語に終始してしまった点だろう。舞台設定をファンタジーにとり、あとは、ジャンプ特有の友情努力勝利に集約される順列組み合わせのストーリー構築。その結果、どこかで読んだことのあるような平凡な話でしかなくなったのではなかろうか。今日び、マンガやライトノベルで嫌になるほど繰り返されているモチーフであるため、よほどの新機軸を導入しない限り読み手の欲求に応えるのは至難の技ではあろうし、そのハードルをどう越えるかがクリエイターの醍醐味でもあろう。それを避けて定型化された既存のシステムをなめるだけにしたという事実は読者もお見通しになるのは必然で、双方吸引力を持たぬままズルズルといってしまうということになる。

見どころは、小畑の超絶画力であるのだが、あまりにも細かすぎてコミックスサイズでは再現しきれていない。正直読みにくくなってしまっている。でき得るならば大判サイズのコミックスに、できないならせめてA5の大人マンガサイズで、発刊してほしかったなぁ。とは思う。

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