私立トアール学園2年☆組物語(1)
作者のバカテンション爆発である。とにかく現在の萌えシロを恥じらいもてらいもなくだって好きなんだもん面白いんだもん的割りきりで投入し、ノリとイキオイだけで突っ走っている。そんな感じのマンガである。かなり好きである。楽しいしね。
(マンガというよりもアニメのほうの)うる星的スラップスティックマンガの一連の系譜の中で、先行作品へのリスペクト(?)引用をふんだんに行うというのは、ぶっちゃけ同人誌的なつくりではあるのだ。けれど、そこは作者の妄想力と作画力というダブルタイフーン的ねじふせられかたで妙に納得させられてしまったのは、結局同じ穴のムジナであるせいだろうか。だって好きなんだもーんという共犯構造ということだ。
まあ、この手の作品は実はけっこう出回っているのだけれど、絵柄として、2次元的ないわゆる萌え系ではなく、肉感的立体的な画風が自分は非常に好きであり、だからなおさらに、いいなぁ、と思っているのかもしれない。てなわけで今後も楽しみである。
私立トアール学園2年☆組物語 1 (MFコミックス) 著者:石川マサキ |
| 固定リンク
最近のコメント