« 幽霊列車とこんぺい糖 | トップページ | 藤村・嬉野 本日の日記 2002年7月~2003年3月 »

2007年10月30日 (火)

こどものじかん(4)

ストーリー上の季節は春の進級という変化はあるが、物語としては大きな変動もなく登場する人物がそれぞれ日々の中で少しずつ成長していく姿をゆっくりと描いているというのが本巻である。これまでの小学生と教師の恋愛感情という扇情的な部分をとりあえず置いておくとすると、さしあたりビルドゥングス的なタッチもあり、けっこう真摯な読み方もできるのであった。

もっとも、(いろんな意味で幼い愛情の交錯は)いかがわしいのはいかがわしいのであって、そりゃまずいだろうと思わずにはいられない。半分羨望の思いも込めて。

個人的には宝院先生推し推しなので、誰も手を出すなよ! と2次元に対する無駄な横恋慕的感情を秘めつつ読んでいたりするのだけれど、今回、だんだんと大胆かつ壊れていっているような感じもあって、やっぱり教師っていろいろ鬱屈するから私生活は極端になってしまうのかしらん? と妄想を暴走させたりするのも、自分としては問題だなぁと自戒してはいる。

しかし、一見許容されているように描かれてはいるものの実際にはDTに対してキビシイスタンスですよね。絶望した! 男の純情を否定する世の中に絶望した!(あ、これは違うマンガだったか)

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ←CLICK!

こどものじかん 4 (4) (アクションコミックス) Book こどものじかん 4 (4) (アクションコミックス)

著者:私屋 カヲル
販売元:双葉社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 幽霊列車とこんぺい糖 | トップページ | 藤村・嬉野 本日の日記 2002年7月~2003年3月 »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: こどものじかん(4):

« 幽霊列車とこんぺい糖 | トップページ | 藤村・嬉野 本日の日記 2002年7月~2003年3月 »