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2007年9月10日 (月)

戦う司書と虚言者の宴

いよいよ新展開。

と思ったら、今回は、前回までのひとつの山場とこれから訪れるであろうさらなるクライマックスに向けての幕間のインターミッション的エピソードであった。だから話としてはあまり大きく動かない(1冊単位でのストーリーとしては、いつものように派手ですが)。

キーパーソンである二人の女性の権謀術数と心情の動きが主眼であり、だからエンディングの屋根の上での対峙がカッコいいものとなっているのだ。

ま、信溺教団と図書館、そして天国の関係がきちんと明示されるということが大きな物語としては重要なポイントとなっているが、これは逆にみればそれまで隠避されていた秘密は物語上、開陳されてもダイナミズムを失うことはないと判断してのことであろうし、だからこそ次にはもっとスゴイナニカがあるのだろうと妄想してしまうのである。次巻(こそ)、いよいよ新展開!

ところで今回、アレ?と思ったのは、本を読む行為がなかったこと。カットバックを設定(ギミック)と不可分のものとして描かれていたこれまでとは一転して、作者の視点によるカットバック技法を用いているのだ。ある意味、普通の書き方になったともいえるし、読みやすくなったともいえる。自分としては、作品独自のトリッキーさが好きなもののここ数巻、ヘンに入れ子にしすぎて読みづらさを感じていたので、いったんリセットされた今回はそれはそれでよかったのではないかと思っている。

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