戦国時代のハラノムシ
昔の人の考えることは面白いねぇ。という感じで愉しむ絵解き本で、テイストとしては怪獣図鑑とか妖怪大辞典とか、まあそんなもん。意図的にそういう構成にしているのだろうな、とも思う。
この手の本は、個人的には原典自身にあたるべしという信条/心情なので、こういう再構成版よりは復刻本として発刊してほしいかな、と思うところもある。しかし、とりあえず初心者向けとして簡潔にまとまっているので、これはこれでよかったな。
読んでいて「蟲師」に対する言及が多く、確かにそのとおりだとは思うが、あまりにも云いすぎると、若干の気恥ずかしさを感じないではないシャイな自分(笑)。
九州博物館に行ったとき、ハラノムシシリーズをまったく気にもとめていなかった。というか、気づいちゃいなかった自分に対しては、ちょっとダメじゃん、と反省するところしきりではある。今度行ったときはきちんとチェック&ラーニングですね。ただしいつ行けるのかはわからないけれど。
それにしても、自分、きっと陰虫に寄生されているに違いないっす。
戦国時代のハラノムシ―「針聞書」のゆかいな病魔たち 販売元:国書刊行会 |
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