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2007年3月14日 (水)

銀星みつあみ航海記 LOG.0

軽い宇宙モノSFとして楽しめた。自分の読前感として、戦史モノだとそれだけでマイナス加点なのだが、本作に関しては純粋(でもないが)地に足の着いたスペオペとして普通に堪能できたなぁ。

作者の作話手法は、一難去ってまた一難、というか、危機また危機、というか、トラブル数珠つなぎ的なところがある。要するに小さなエピソードを積み上げて物語にしていくということだが、これは反面、大きな流れやうねりといった1冊を通して読んだ場合の物語のダイナミズムとは縁遠くなってしまうところがあるように思う。具体的には、伏線をはって後半それが生きてくるというような、そういう作話にはなっておらず、章単位で間接してしまっている。
それは、あくまでもそういう物語であるというだけで、作品の質を問うものではない。ただ単にそういう書きかたなんだなぁと気づいたというだけの話である。ただ、いつか自分がその点が鼻につきだしてしまって否定的なことを云い出しそうが気がしてそれが怖い。ちょっと己の許容量を増設しておかないといけないなぁ、ここ最近の自らの反省点として。

まあ、作者は物語をダラダラと続けることなくきちんと終るべきところで終えることのできる作家だということはわかっているので、大丈夫でしょう。

とりあえず、短いスパンで作品がリリースされていくようなので、楽しみである。

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金星人(きんせいじん)は、金星に住んでいるとされる、 架空の知的生命体。 [続きを読む]

受信: 2007年3月14日 (水) 09時20分

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