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2007年3月 9日 (金)

ドラグネット・ミラージュ(2) 10万ドルの恋人

基本的に好きなシリーズでもあり、今回も楽しめたのだけれど、第1作の基本アイディア一発勝負的なインパクトがなくなった分、いろいろと気になるところも見えてきちゃったなぁ、というのが正直な感想である。

アメリカの刑事ドラマがモチーフとなっており、自分としても嫌いではないのだけれど、登場人物があまりにもステレオタイプではないかなぁ。特に強面の部長はその最たるもので予想どおりの行動言動をとる。しかしそれが「待ってました!」的な部分でもあったりするので、必ずしもイケナイと一義的にはいえないのだけれど、定番と典型についてはなかなかに難しい問題ではあるなぁ、と思う。

(ライトノベルにはよくあるのだが)文章のぬけが悪いような感じもちょっと引っかかった。ようは、なんでここでその言葉を使うの?というような言語選択のミス、という程でもないが、もう少し適切な言葉があるんじゃないのかなぁ、というような微妙な隔靴掻痒感は、気にならない人には気にならないのだろうけれど、自分としては、アレ?と思うところである。例えば、部長の小言から逃げてきた、という言い回しがあるが、状況的には、小言がヒト段落して解放された、のであり、逃げた=話途中で離脱した、という表現では適切に場面を描いていないと思う。そういった、些細なトゲが散見される。まあ、自分が気にしすぎなんだろうし、狭了なんだろうとは思うのだけれど、どんなもんだろう。

というわけで、否定的なことばかり書いてしまったが、本当に気に入っているシリーズだし、面白かったのである。次巻も期待しているのである。しっかりとシリーズを全うしてほしいと願う次第である。

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