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2007年2月 8日 (木)

どろろ(1)~(3)

自分は手塚マンガって実はこれまでそんなにきっちりと読んでいないのである。当時は他に面白いマンガがあってあえて手塚を読む必然性がなかったし、今は今で、他の時代を切り取っているマンガのほうにより面白みを感じているし、元々懐古趣味がないということもあるし、機会を逸し続けていたわだ。まあBJ程度は立ち読みはしたけれど。そんな程度。
で、今回映画公開記念(映画は傑作でした)として、あらためて手塚を回顧することにした。

うーん、面白いと云えば面白いんだけれどねぇ。やはり当然だけど、その古さは否めない。作話技法としては単純な時系列の羅列で、事件の変遷もぶつぎり。大きな物語のうねりもなく、尻切れトンボ的ではある。もちろん、この作品が描かれた時代においてはこれは最先端であったのであろうということも判るのだが、ちょっとね。

それはおそらく映画を観た後の感想だから、という部分はあるかもしれない。ここで映画版について語るのは不本意なのでさらっと触れる程度にしておくが、映画が人物設定や各種アイディアの時代に対するモデファイがかなり成功しているので、その分、牧歌的かつ散文的なマンガは荒っぽく感じてしまったのかもしれない。でもそれって後出しジャンケンだし、それをもって比較しちゃいけないんだよね。

本作に限らずだが、スターシステムってマンガとしては個人的にはあまり賛同できないなぁ、と思っている。他にも各種楽屋落ち的な遊びの部分も多いわけだが、これらはストーリーに没頭することを拒否する部分でもあるのだ。自分が意外とコンサバなのかもしれないけれど、かっちり作品の世界として閉じていてほしいと思うわけだ。

というわけで、手塚再確認の旅、第一弾は、手塚的なものとはなにかという結果になった。第2弾はいつか? もう作品は決めているのだ。乞うご期待(?)

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