« へうげもの(4) | トップページ | 吉田電車 »

2007年1月25日 (木)

ボクの紫苑

なにかと話題の本田透作品。「ヲの品格」的(なんじゃそりゃ)に共感を持っており好意を感じつつ、初挑戦。なのだけれど、うーん、ゴメン。これはダメだ、自分の口にはまったく合わなかった。

物語設定しかりキャラクター設定しかり、ライトノベルの構造定式をそのままなぞっただけで、新鮮味がない。引用されるアイディアにも魅力がなく、また文章も上っ面を流れるだけで生きていない。
端的に云ってしまえば「すべからく底が浅い」ということに尽きるのだろう。もう少し、文章として、また設定や状況として、なぜそれを描かなければならないのか、ということに対する自己認識が甘い、というか意識していないように自分は感じた。
例えば作話技術的に、ボケとツッコミの設定が曖昧だったりするところなどはもっと整理すべきだったのではなかろうか。スタンスが定まらないことでキャラも立たないし、よって吸引力も生まれていない。自分はそう感じた。性格設定に筋を通せば、もっと自然に話しも会話も形骸ではない実のあるものになるのではなかろうか。

曰く、ボクデレ小説とあるが、それが成立しているとも思えない。どんな萌え設定を書こうとする小説だったとしても、ギミックに魅力がなければ成立しないのである。もしかするとやりようによっては面白くなる素材なのかもしれないが、少なくともこのままではどこにも萌えシロは見出せないです。

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ←CLICK!

ボクの紫苑 Book ボクの紫苑

著者:本田 透
販売元:ソフトバンククリエイティブ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« へうげもの(4) | トップページ | 吉田電車 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ボクの紫苑:

« へうげもの(4) | トップページ | 吉田電車 »