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2007年1月14日 (日)

ねこのばば

好調しゃばけシリーズ。フツーに面白いし、それは周知でもあるので、あえて付け加えるようなことはないです。とりあえず、読んでくださいよ、と。妖怪は出るけど怖くないですよ、と。若だんなは病弱ですよ、と。そんなところでしょうか。

個々の感想だけ付け加えますが、やはり表題作「ねこのばば」は秀逸。自分がおネコ様派なので、猫加点があるのかもしれないけれど、冒頭の香袋の奇妙な怪異(?)をはじめとする些細な謎が論理的に収斂していく様は実にお見事。タイトルのダブルミーニングも美しく、さすがだなぁ。と思うのでした。

佐助の物語「産土」は、あまり詳しく書くとネタバレになるので難しいけれど、冒頭数ページを読み進む中で感じる違和感が最後で叙述トリックであったことに気づき、やっぱり上手いなあと思うのでした。途中まで上質の捕物時代小説だっただけに、そんなに大きなドンデン返しでもなのだけれど、そうきたかぁ、と思いました。

ただ冒頭第1話「茶巾たまご」は、伏線なのか書きミスなのか判らないゆるい一文(38~39頁)があって、それが気にかかりましたね。まあそんなに気になりはしませんが。

と、いうわけで、まだまだ続くシリーズです。楽しみですよねぇ。

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ねこのばば Book ねこのばば

著者:畠中 恵
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僕は猫のミーです。生まれて間もなく目が見えるようになったばかりという時にお母さんとはぐれてしまいました。運良く、近くのボロ家のご主人に招かれ飼ってもらえるようになったどら猫の自己満足日記です。 [続きを読む]

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