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2007年1月12日 (金)

電車男

キタ──────(゚∀゚)──────!!

今さら、あえて語るべきこともない程のビッグネームであり、映画もTVももちろん観ていますが、本として読むのははじめてで、今回、この物語が本来持っていたドラマ化の際のデコレーションを排したコアな、あるいはシンプルな、そしてピュアなストーリーを再確認することができた。

まずなによりも普通に面白かったのである。一人の男性が愛を成就する2ヶ月間の悲喜交々、ネット住人のボケとツッコミとアドバイスがすごくいきいきと描かれている。ちゅーかすべてが生の言葉だから、なんだろうなぁ。でもって、誰しもが多かれ少なかれ経験している、片想い状況の悩みや不安、喜びがあるから、なんだろうなぁ。普遍的なんだよね、きっと。

これはさんざん語られていることではあるが、2ちゃん文学という新しい表現なのだな、とも思った。いまさらなので、どの点がとかの説明はしないけれど。ただ、それを成立させるための編集/演出がされていて、単純な生ログではいけなかったのではなかろうか、とは思う。

で、だ。
以下、極私的な獄死的な感想ですが。読み進むうちにマジ爆撃くらってしまい、本気で鬱になる漏れですよ。昔の不器用でイタイ想い出とか、最近のキツイ結末の記憶とか、そんなこんなのネガティブメモリーが走馬灯のように無限ループ(´д`)ですよ? 電車がまぶしすぎてモニターが見えないよ? オレなんかオレなんかオレなんかぁぁぁぁ....!! <(`д´)>うわぁぁ~~~ん。
いやいや、ほんに今さらだなぁ。
ま、そんな「クラワサレ」はあったのは事実ですが、電車もエルメスも住人たちもスゲエイイヤツで、応援したくなる気持ちも十分に判ったりもするのだなぁ(後日談で、ヲから全然足を洗ってない電車男にはトホホだが、と同時にオレ内好感度はうpしたよ)

と、そんなわけで(どんなわけだよ)、「物語」としてすごい引力(と破壊力)があることは確かですね。ともあれ、光あれ!(オレにだけ、な)

電車男 Book 電車男

著者:中野 独人
販売元:新潮社
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