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2006年11月29日 (水)

ロケットガール(2) 天使は結果オーライ

ノーテンキで無茶な、でもなぜかリアルな宇宙飛行ミッションのスラップスティックコメディハードSFである。って自分でもなにをいっているのかよくわかりませんが(笑)。

この物語の真骨頂は、あまりにもバカバカしいうそ臭さ(緊急不時着が母校になる天丼)とリアルなミッション(探査衛星の救出)が同列で描かれているにも関わらず、違和感がないということだろう。(元)女子校生宇宙飛行士という、大ネタに誤魔化されているからさ。といってしまうのは簡単な結論だけど(ホントはそんな理由ではないのだけれど)、むしろ作者の文章の資質によるような気がする。

今回初登場の水星の人(笑)は、その科学者体質っぷりにかなり心惹かれるものはあったな。彼女だけじゃなく、登場する科学者や基地のクルー達全員が持っている、いい意味での科学者気質って自分はすごく好きで、愛すべき人達の頑張り/踏ん張りには、かなり“燃え”をギュンギュン感じたなぁ。

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