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2006年11月 8日 (水)

蛍の行方 お鳥見女房

時代小説としては王道である。人情話であり、侍としての物語である。自分としてはもう少し公儀隠密としてのエスピオナージ色が強くてもいいかなぁ、と思わなくもないが、しかし十分に楽しんではいる。惜しむらくは、短編集といいつつ1話1話が密接につながっているというか、単なる長編であり、引きが強くて続きが読みたくて仕方がない、ということだろうか。

蛍の行方―お鳥見女房 Book 蛍の行方―お鳥見女房

著者:諸田 玲子
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