リアル(6)
障害者スポーツを題材にしているが障害者の物語ではなく、アスリートの物語である。障害を持つ友人もいて、だからメディアなどにおける、かわいそうな人たちとか、がんばってる人たちとか、そういうどういうスタンスであれ障害を持つ者に対する特別視する感覚って違うだろ、と思っている。だからこそこの作品の持つフラットな視線は自分にとってのツボだったのだ。
もっともここ数巻はちょっと様相が違ってきていて(それはそれで非常に面白いのだけれど)、今は人物を掘り下げているあたりなのだなぁ、とも思っている。
ともあれ、ものすごいクオリティであり、年に1回の発刊ペースについて不満を持ちつつ待ち遠しく思う、そういう作品であるわけだ。
リアル 6 (6) 著者:井上 雄彦 |
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