« 八月の博物館 | トップページ | 女子高生、リフトオフ! ロケットガール(1) »

2006年10月29日 (日)

ピーターパン・エンドロール

日日日は実は3名の合作なのではないか? というのが自分の推測なのだが、どうだろう。それほどまでに日日日の刊行スピードは速い。多作である。ビックリである。

さて、久しぶりの純文学(?)。やはり、ライトノベルよりもこちらのジャンルのほうが面白いなぁ。一貫した成長痛小説作家であるわけだが、それを超能力や怪物やアレコレやのフィルターをかまさないで、モロにドンと突きつけられてくる純文学(?)のほうが、力強く、読むものに迫ってくる。そういうことだ。

さて。本作だがネタ的には、あまりトリッキーではなく、主人公の抱える幾多の謎などはあっさりと推測できてしまう。まあミステリーではないし、ネタが判ったからといって描こうとしている不安や苦悩からくる心の闇の有様については、その魅力を(いや、これを魅力といってしまう自分の心に問題があるとは思うが)減ずることはない。

と思うのだが、いかがだろう。

ピーターパン・エンドロール Book ピーターパン・エンドロール

著者:日日日
販売元:新風舎
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 八月の博物館 | トップページ | 女子高生、リフトオフ! ロケットガール(1) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ピーターパン・エンドロール:

» 『ピーターパン・エンドロール』 [Cherryh's blog annex]
『ピーターパン・エンドロール』作者: 日日日出版社/メーカー: 新風舎発売日: 2006/09/05メディア: 文庫 同じ新風舎文庫の『ちーちゃんは悠久の向こう』とリンクする小説。 主人公が作家だとか、どことなく『姑獲鳥の夏』(京極夏彦)と重なる部分もある、かな。とはいえ、物語としては全く別物ですが。 なんというか、あくまで、文章による芸術というか、文芸、ですね。リアリティーとか、そういう説明的だったり、現実や物語の中での整合性だとか、そういうものは関係なくて、文章でどう表現するか、何... [続きを読む]

受信: 2006年11月 3日 (金) 19時23分

« 八月の博物館 | トップページ | 女子高生、リフトオフ! ロケットガール(1) »