ZOKU
久しぶりの森博嗣作品。あれれ、森博ってこんな感じだったかしら。もっと端正な感じだったように記憶してるんだけど。だって、これは、あまりにも、バカ小説だ!
いわゆるオフビート。冷めた饒舌がそこはかとない笑いとおかしみを誘いつつ、結果的に平和だなぁ、というほのぼのとした印象が浮かび上がってくる。ノーテンキでいいよね。結局、悪人が登場しないからなんだろう。
なんとなくだが、Xメンのプロフェッサーとマグニトーが頭に浮かんできた。つまり元気なジーサンの話ってところからの連想なんだろう。そう感じた人も少なくないんじゃないのかなぁ。
ダジャレとは違う世代間ギャップの言葉遊びが面白い。でも、30代と10代でそんなに断然してるかね?
ところで、エピソード1の途中くらいまで<ZOKU=族、TAI=隊>を意味していることに気がつきませんでした。我ながら最近、鈍くなってるなぁ。脳力が落ちてきているのかしら。悪戯でも企てて活性させないとダメかね。
ZOKU 著者:森 博嗣 |
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