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2006年8月30日 (水)

こどものじかん(2)

小悪魔的な少女に翻弄される新任教師と書くと思いっきりエロエロな感じ。でもって、実際にそういう話ではあるんだけど、ね。表現の違いということもあるのだろうけれど、それよりも表現の目的が、心情なのか扇情なのか、という点によって受け手の捉え方も変わるのだろう。と、もったいぶったわりにはあたりまえの感想を書いてしまったが、そういうことである。作者自身、確信犯的に幼いエロスを用いているし、それがマンガの目的でもないのは判るので、ズルイなあ、とは思う。もちろん誉め言葉ではある。

しかしね。本来、自分は人の生き死にでは心を動かされることはないのだけれど、本巻でのそのエピソードについてはちょっとツボにはまってしまって、少しだけ鼻の奥がツンとしてしまったよ。たぶん、それは死に対する反応ではなく、想いが残っていく、想いがつながっていく、そのことに対して、キタのだ。

これからどういう話になっていくのか、わからないが、いろんな意味で楽しみではある。

それにしても、宝院センセイはいいね! 自分ツボですよ。渦々しちゃうッス。

こどものじかん 2 (2) Book こどものじかん 2 (2)

著者:私屋 カヲル
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