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2006年8月22日 (火)

十三番目のアリス

あまり感心しないなぁ。殺人兵器少女の超人戦闘アクションで、ゴスロリ、ツンデレ、純なラブラブ日常風景という、まあなんでもありな話ではあるが、つまりはライトノベルのお約束の順列組み合わせになってしまっている。云い換えると、ステレオタイプってこと。

あとがきに、編集のアドバイスで日常風景を追加とか書いてあったけれど、自分的には、かえって悪い方向にリライトされているんじゃないの? としか思えない。ここからは完全な推測なのだが、はじめは少女が殺しあうだけのもっと殺伐とした話だったのではなかろうか。JOJO的能力の顕現あたりの書きっぷりは、オリジナリティはないけれど、それなりにパワーが感じられるし、だからそこらへんが作者自身が一番表現したかったことなのだろうと思うのだ。だったら、その殺伐さを追求しちゃえばいいじゃん、と思うのだが、やはり今の売れ筋にするためには、突出した部分を叩いて、安パイの定食に仕立てないといけないということなんだろうかね。

思ったのだけれど、ライトノベルとは(かつての)香港映画なんだね、たぶん。笑いあり涙あり、恐怖もアクションも、エロティックもなんでもアリアリのごった煮的な仕立てで、多少辻褄が合わなくても、喜んでもらえればそれでよしとする。そんな感じ。まあ、それがダメだというわけでもないのだけれど、全てがそんな定番だけになっちゃうとジャンルとして疲弊しちゃわないかなぁ、余計なお世話の危惧をしてしまうなぁ。

ともあれ、作品としてまったくダメというわけではない。つまらなくはない。この手の話を楽しめる人も多いだろう。しかし自分は(別の新作なら読むけれど)続編を追う気はないです。

Book 十三番目のアリス

著者:伏見 つかさ
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