バッテリー(2)
(これは別に本作に限っての話ではなく子どもを登場人物とした話には常につきまとう印象として)主人公をはじめとする登場人物は、中学1年生なのだが、中1のメンタリティやものの考え方って、こんなんだったのかなぁ、と思ってしまう。自分自身、もはや自分の子ども時代について思い出せないので、今の子どもをみて第三者的に推察するしかないのだが、この物語で書かれているように深く考えているのかなぁ、と思ってしまうのだ。そりゃ、「ものがたり」だから、大人視線での内容になっていくのは、当然なのだが、それにしてもちょっと成熟しすぎているのではないかな、と思ったりする。
反面、ほんのかすかな記憶をたどって自分の子ども時代を思い返せば、今とさほど違いはないような気もするし、つまりは、よくわかんないよな、そこんとこはさ。という逃げ的なまとめにしてしまうのだけれど。
それはそれとして、物語自体はやはり面白い。総括的な感想は最終巻読了後に!
バッテリー〈2〉 著者:あさの あつこ |
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