« 川の名前 | トップページ | 日本ふるさと沈没 »

2006年7月18日 (火)

ブレスレス・ハンター(1)

本作品におけるキーポイントは、ブレスレスと幻銃という存在/アイテムに関するアイディアになるが、それ自体は既出作品と比較して新鮮味やオリジナリティがあるとは思わない。人外の魔物と戦う異能の戦士達というフォーマットから、良くも悪くも逸脱はしてない。しかしながら、文章力、読ませる力、があるため、なるほど面白い、と思うわけである。

幻銃と快楽との関係は、ヲタク的にみれば「アクエリオン」のパクリ的に思うところもあろうが、心理学の世界における銃と男性のシンボルとのメタファーという理論をそのまま描いているだけのことである(もっとも自分自身はその説に対しては、あまりにも単純で浅いだろうと思ってはいるのだが)。結局、意思や心情を形にするという設定は、魅力的な定番ということなのだろう。

さしあたり、数巻つきあってみたいシリーズではある。

ブレスレス・ハンター(1) HJ文庫 Book ブレスレス・ハンター(1) HJ文庫

著者:葛西 伸哉
販売元:ホビージャパン
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 川の名前 | トップページ | 日本ふるさと沈没 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブレスレス・ハンター(1):

« 川の名前 | トップページ | 日本ふるさと沈没 »