超人計画
ドス暗いルサンチマンを延々と怨嗟のどこくに垂れ流されて、いったいそれを同楽しめるというのでしょう。いや、自分自身、ダウなー傾向があるので、「おお! 友よ!」みたいな黄泉かたをしただけですが。
しかし、これってばエッセイのように書かれているが、実はフィクションとして捉えるべきのような気がする。ひとりのオタクでヒキコモリな自称(?)作家が自分を取り戻そうとしてもがく姿をエッセイ風に描いたフィクション。いや、ノンフィクション小説といったほうがいいのか。要するにそれなりに起承転結を持つ小説であり、随筆ではない、ということである。だから、そう、結局、滝本作品なのだ。
でも、どんなにどん底を味わったといっても、レイちゃんレイちゃんいうてたりしても、結局、幸せが見つけられたんだからいいじゃん。
![]() |
![]() |
超人計画 著者:滝本 竜彦 |
| 固定リンク
« 紀文大尽舞 | トップページ | 涼宮ハルヒの憤慨 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント