池袋ウエストゲートパーク(6) 灰色のピーターパン
相変わらず面白いっちゃ。基本的にぃ、短編集だもん、ワンアイディアを勢いで一気にクライマックスまで持っていくという構成でぇ、めっちゃ速度感感じるしぃ、それがIWGPのスピードになっているんだと思うなり。ま、その分、深さには欠けるもんね、なんて思っちゃったりもするけれどぉ、まあ、IWGPに叙情など求めちゃいないっちゃ。これはこれでいいなりよ。マコッちゃん、かっこいーんだからぁ。
とかいっちゃってるけれどぉ、お話としてよかったのは、話のふくらみ方が大きかった第4話「フェニックス計画」なんだもん。で、やはり、単にキングやサルや礼にいが単発で出てくるんじゃなくってさぁ、それぞれがそれぞれの思惑の中で、活躍するという展開のほうがマジ面白いとってことなんだと思うなりよ。てことは、ここらで一発、長編で読んでみたいってことなんかもしれないっちゃね、自分としては。
しかし、マコッちゃんも、えらく薀蓄なキャラになってきたっちゃ。クラシック好きは単なるアホなヤンキーあがりと一味違う特徴なんだろうけど、ちょっと鼻についてきてるなりかも? それだけではなく、今回はマンガのみならずライトノベルにまで手を出していることが判明しちゃったしぃ、いよいよもって、キャラが違う方向に向いているような気がするなりぃ。
まあアウトサイダーもヲタクサイダーも含めてのサブカルチャー(を懐に抱いている池袋)の真ん中にいる、という設定からすれば、それもアリか、なのかもなりよ。ねぇ、ジェシー。チュ。
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灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉 著者:石田 衣良 |
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コメント
見苦しい言い訳ですが、クドカン版キングの科白まわしの再現はシロートには無理ですた(笑)。
投稿: 管理人 | 2006年7月14日 (金) 21時23分