ウォー・ジェネレーション 放課後防衛隊
なんかビミョーな印象の話だった。面白いんだか、つまらないんだか、ありきたりなんだか、独創的なんだか、なんか、ビミョー。
いや、実際はすごく典型的な物語で、普通だったら凡庸の一言で切り捨ててしまうところなのだが、なんとなくひきつけられるものがある。それはもしかしたら単にイラストのSFスーツにヤラレタだけなのかもしれないが、しかし、そんな単純にOK/NGを認識してはいないつもりなんだけどなぁ。
正直、自分でももっときっぱりダメだししてもいいかもとは思うんだけどね。例えば、「!」マークの多用とか、「おのまとぺ」の乱用とか、自分としてはどうかと思う文体といい、秘密部隊なのにインタネットで情報丸見え(ということは敵にもということ)な情報管理体制などの設定の甘さといい、ああ本当にダメだしポイントは山のようにあるんだけど。
もしかしたら、戦う美少女系の典型的な設定が醸しだす全編に漂う懐かしい感じのせいかもしれない。しかも「今」のライトノベルとは違う感じ。うまく伝えられないのだけれど、そんなビミョーな感じが、妙に気にかかっている。というわけでけしてお薦めはするつもりはないけれど、そういう話もあるんだなぁ、ということは伝えておきたいわけです。
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ウォー・ジェネレーション ~放課後防衛隊~ 著者:柿沼 秀樹 |
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コメント
読みましたよ。
文章はダメダメで、シロウト以下ですが、確かにストーリーは妙に読ませるよね。文章の読みにくさをおして、後半はいいテンポで読みました。
話はシリーズモノのイントロ的なんだけど、葛藤を安易に乗り越えない、かつ、安易に結論を出さないところがいいのか?
投稿: cherryh | 2006年7月 2日 (日) 23時08分
そうですねぇ。なんかアニメのシノプシス的ではありますね。話的にはシリーズっぽいんですけれど、でも、自分としては2巻目は読まないと思います(ひどいなぁ)。
投稿: 管理人 | 2006年7月14日 (金) 13時02分