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2006年4月 4日 (火)

PLUTO(3)

まあひねくれモノと思われても仕方がないのだが、自分は手塚についてまったく思い入れがない。確かに読みはしたが、ワン・オブ・ゼムの作家であり、巨匠ではないのだ。というわけで、「浦沢直樹が手塚を、鉄腕アトムを、描く」というエポックについても、実はさほどに心を躍らせることもなかったのである。

で。単体としてみた場合、確かに面白い。じっくり描きすぎていてなかなか展開しないのがじれったい感じはあるが、そういうタイプのマンガなのだから、それは欠点ではない。あえて、ちょっとね。と云うならば、「アトム」に代表される「手塚」に引っぱられているという点だろうか。むしろオリジナルなタームにしたほうが、読み手が自らヘンにバイアスをかけずにすんだのではなかろうか、と思わないでもない。

ともあれ、話はようやく佳境(かなぁ?)。次巻へのひきも強く、続きが待たれるのであった。

PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3) Book PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)

著者:浦沢 直樹,手塚 治虫
販売元:小学館
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受信: 2006年5月16日 (火) 03時57分

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『PLUTO 3』―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)作者: 浦沢 直樹, 手塚 治虫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/03/30メディア: コミック もう既に、世間でいろいろ語られているので、敢えて私が何か言うべきことを思いつかないけれど、やはり、浦沢直樹はうまいなぁ、というのが正直な感想。 刮目して次を待つべし、というところか。 ★★★★ ... [続きを読む]

受信: 2006年5月24日 (水) 00時03分

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