鼻ほじり論序説
鼻をほじることに対する、歴史から技術など様々な視点から考察した研究書。
くだらないことを大上段に構えて論旨を展開する部分、研究書の姿勢を崩さない構成など、まさに嘘学。ただし、せっかく前半部分で、(固有名詞などで「ああ、これはウソなんだな」と判る程度で)いかにも格調高い論文然としているにもかかわらず、中盤以降、書くべき内容(つくべきウソか?)がなくなってしまったのかどうか判らないが、星座占いやテーマソングなど内容的に急激に失速してしまっているのが非常に残念ではある。
ところで、惹句に「セックスよりも愉しく、しかもリスクなし!」とあるが、さすがにそれは賛成しかねるなぁ、いろんな意味において。
鼻ほじり論序説 著者:ローランド・フリケット |
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