高知遺産
一見、高知の「まち」を切り取った写真集である。路地や廃墟といった昭和(レトロ)な風景をまとめた本であるが、そこには連綿と積み重ねてきた高知のアイデンティティの喪失に対する警鐘がある。
自分も郷愁志向な部分があるので、なんでもかんでも再整備という発想は嫌いではあるが、逆にやみくもに昔礼賛というのもどうかと思う気持ちもある。ゆっくりと自然に変化していくのがいいやなぁ。
それにしても、地方出版社のご当地本って掘り出しものが多いので、旅に出ると本屋が欠かせないっす。
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