カペタ(10)
曽田正人のストーリーフォーマットって基本的に「友情・努力・勝負・好敵手・成長」といったスポ根マンガの王道なのだね。なのに、なぜかドロ臭さや野暮ったさがあまりない。というのは、おそらく主人公が異能であるせいだろう。才能があって努力によって才能を育て開花させていくのではなく、はじめから常人とは異なる才能であるが故に世界とは折合いがつかない苦悩。そういう天才の物語なのだ。(そのことについては作者自身も言及しており、かなり意識的に描かれているわけね)
さて、10巻目。いよいよフォーミュラカーですよ。カペタは相変わらず1周ごとに進化していくのですよ。熱いなぁ。特におとっつぁんが熱いよな。でもって小憎らしい引き。もう11巻が待ち遠しい。
capeta(カペタ) 10 (10) 著者:曽田 正人 |
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