ダークタワー2 運命の三人
話が転がりはじめた。前章と比べ、俄然、面白くなってきた。考えるとどこが違うんだよって思うところもあるが、読み進み速度は明らかに変わったしね。小説って不思議だ。いよいよ目的がはっきりし、かつ、主人公ローランドの独りよがりではなくて他者(旅の仲間)との関係が出てきたからなんだろう。いずれにせよ、次作が待ち遠しくなってきた。
しかし、キングは登場人物に容赦なく困難を、特に身体的な困難を押しつけるね。あと、ロブスターの存在が、いわゆる典型的なファンタジーというよりも、モンスターホラー(キング作品で云えば「霧」か?)のテイストが強く、ああ、やっぱキングだなぁ、と根拠はないけれど、そういう印象がありました。
ダーク・タワー〈2〉運命の三人〈上〉 著者:スティーヴン キング |
ダーク・タワー〈2〉運命の三人〈下〉 著者:スティーヴン キング |
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