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2006年1月20日 (金)

ねこめ~わく(4)

そりゃ竹本泉はものすごく昔から追い続けているわけだが、どこが好きかというと、のほ~んとした絵柄が好みというのもあることはあるが、なによりもここがいいんだってのは、すごく懐かしい香りのする奇想の部分なんだよね。“SF”。というよりも“空想ホラ話”と呼ぶほうが似つかわしい。そんな作風に心惹かれるのである。最近は活字でもマンガでもトンと見かけることのない、(いい意味で)バッカバカしい“おはなし”を紡ぎだしている数少ない作家。というのが自分の竹本泉観である。

で。「ねこめーわく」だけど、猫好きとしては当然グッとくる。んが、くる事はくるんだけれど、あまりにも話が動かなさ過ぎて、もう少しなんかあってもいいんじゃないのかなぁ。と思わないでもない。いずれ3番目のパイロットとか進化管理委員会の真意とかとかとか、“SFっぽい”展開はあるんだろうけれど、もう少し早めにしてほしいなぁ。この分だと、いったい何年先になることやら。

ところで、今回あらためて1巻から見返してみたが、絵が全然変わっとる! 絵柄のあまり変わらないマンガ家ではあるが、そりゃ14年もすれば変わるか(笑)。

Book ねこめ~わく (4)

著者:竹本 泉
販売元:朝日ソノラマ
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