かみちゅ!(1)
神さまの中学生だから「かみちゅ」というセンスはどうかと思わないでもないが、それはそれとして、久々にヒット!
自分は本当はノベライズなどの2次生産物には手を出さないことにしているのだ(キリがないし縮小再生産にはあまり惹かれないので)が、アニメ「かみちゅ」の世界観にあまりにグッときてたもんでつい買ってみた。正解でした。面白い。まったり癒し系。
基本的にアニメ版とまんま一緒ではあるんだけど、絵的にも語り的にもすごく丁寧な仕上りなのだ。日本の田舎の八百万のマジックリアリズムっぷりが心地よいし、ゆりえ、光恵、祀の三者三様の友情にも萌え萌え。基本的に友情成長モノには弱いのだ。
たぶん、一般的な標的としては、二次元美少女好きの大きなお友だちなのだろうとは思うが(そして、自分としても多少それにのってるところもないわけではないが)、しかしこの作品の根源的な魅力は、神さまと人間が同居している(ことを容認している)ご町内世界というマジックリアリズムにあると思うのだ。日常と魔法の距離感がすごくいい感じなんだよね。いや、ホント。
あと、猫好きゆえ、タマにはやられましたことは告白しておかねばなるまい。
ともあれ、次巻が待ち遠しい作品となった。
かみちゅ!(1) 著者:鳴子 ハナハル,ベサメムーチョ |
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント